オゾンの性質

オゾンは何処にあるの?  オゾンは、普通に自然界に存在する気体です。太陽の紫外線によって空気中の酸素か
ら生成されるので、日差しのある戸外の空気中には、0.01〜0.04ppm程度のオゾン濃度が
測定されます。オゾン層(オゾンそう)は地上から約20〜50kmほどの成層圏に存在しま
す。
オゾンの物理的性質  常温常圧では薄青色の気体です。一般に空気に紫外線を照射したり、酸素中で無声放
電を行うなど、高いエネルギーを持つ電子と酸素分子の衝突によって発生します。
オゾンの発生は主に以下の化学式で表します。   
3O→2O
 詳しく書くと
 @   O+hv→O+0
 A  O+O→O3     hvは紫外線や放電のエネルギーです。
オゾン発生のアニメです。
 また、オゾンは不安定な分子であるため、放置しておくと、以下の化学式で自然に酸素
に変化します。ですから、オゾンは残留毒性が殆んど無いと言われています。
2O→3O
 詳しく書くと
  B  O+hv→O+0
  C  O+O→2O2    BとCは発熱反応です。
 オゾンが壊れて、酸素に
なるアニメです。
 オゾン層では@ABCの反応が同時に起こっています。
 @) 320ナノメートル以下の紫外線の短波長に対して、オゾン層が遮蔽効果が
   有り、地上に紫外線が到達しないよう果たしています
 A) BとCは発熱反応なので、成層圏では高度が上昇するにつれ温度が
   上がっています。
オゾンの発見
(オゾンの歴史)
 オゾンは、ドイツ・スイスの化学者であるクリスチアン・シェーンバインによって1840年に
発見されました。彼がその独特の臭いから、ギリシア語で臭いを意味する Ozo, Ozein から
Ozon と名付けました。
オゾンと「活性酸素」 身体に害があるとして話題になった「活性酸素」はオゾンとは全く別の物です。
「活性酸素」とはスーパーオキシドアニオンラジカルやヒドロキシルラジカルを指す言葉で
す。
スーパーオキシドアニオン
(活性酸素)
スーパーオキシドアニオンは、酸素分子に電子が1つ付加したラジカルアニオンです。
化学式はO2-です。一般に活性酸素と呼ばれる化学種の一種であり、非常に活性が
高く短時間でヒドロキシルラジカル(・OH)に変化します。
 ヒドロキシルラジカルは周辺の物質とほとんど無差別に反応して酸化する強い力が
ある。スーパーオキシドアニオンは人間や動物の体内では、酵素(NADHオキシダーゼ)の働きで発生し細菌から身を守る重要な役割を果たしており、人間の生存に不可欠の物質である。
 ただ、活性酸素は生活習慣病の要因の一つでもあり、体内から余剰な活性酸素を取り除くように努めなければならないと言われています。


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オゾン層について



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