飯田秀雄 作詞
言葉の出ない歌(し)を歌う・Ⅱ
言葉の出ない歌(し)を歌う、ホコリの被ったギターとベース
皮の破れたドラムのセット、バンドを組んだ仲間はいない
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
そうさ、俺らは、ロックのスター、一曲(つ)歌ってみれば
拍手喝采、雨あられ、地鳴りのような歓声(こえ)が起こる
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
だけど、仲間(バンド)は別れちまって
会場(ばしょ)も観客(ひと)も幻(エアー)だけど
それでも、俺らは歌ってみるぜ
アアーアー、アアーアー
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
言葉の出ない歌(し)を歌う、バンドの金(ギャラ)を使い込み
仲間の彼女を取り合って、飲んではいつも喧嘩ばっかり
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
そうさ、俺らは、ロックのスター、一曲(つ)歌ってみれば
拍手喝采、雨あられ、地鳴りのような歓声(こえ)が起こる
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
だけど、仲間(バンド)は別れちまって
会場(ばしょ)も観客(ひと)も幻(エアー)だけど
それでも、俺らは歌ってみるぜ
アアーアー、アアーアー
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
言葉の出ない歌(し)を歌う、声の出ない声帯(のど)を鳴らし
病気くずれの体をゆすり、車椅子に乗っても歌う
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
そうさ、俺らは、ロックのスター、一曲(つ)歌ってみれば
拍手喝采、雨あられ、地鳴りのような歓声(こえ)が起こる
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
だけど、仲間(バンド)は別れちまって
会場(ばしょ)も観客(ひと)も幻(エアー)だけど
それでも、俺らは歌ってみるぜ
アアーアー、アアーアー
アアーアー、アアーアー、アーアァ、アー
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