『 因幡の白ウサギ 』
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昔々、ある所に、◎◎子ちゃんと言う白ウサギが居ました。(◎◎ちゃんには眠らせたい子供の名前を入れます。)
◎◎ちゃんが一人でトコトコ歩いていると、A子ちゃんと言うウサギが歩いて来ました。( A子ちゃんには、テレビのヒーロー、芸能人、今日遊んだ子供の友達など、子供の一番好きそうな人の名前を入れます。)
そしたら、B子ちゃんと言うウサギも歩いて来ました。(B子ちゃんには、テレビのヒーロー、芸能人、子供の友達などですが、子供のちょっと嫌いな人や喧嘩友達の名前を入れます。)
◎◎子ちゃんが仲良くしようと言って、三人で仲良く、トコトコ、トコトコ歩いて来ました。(もちろん、三人以上でも構いません。子供の好きな人が昔話に出てくると、子供はたいへん興味を持ちます。)
三人で、今日のあった話などをしながら、トコトコ、トコトコと歩いていると、海に出ました。(此処で、三人でどんな話しをしたと子供に聞いて、親として子供の情報を集めます。)
海に出ると、向こう岸に綺麗な島が見えました。A子ちゃんがあの島に渡りたいと言いました、B子ちゃんも渡りたいと言いました。 ◎◎子ちゃんも渡りたいと言いました。
三人でどうしようかと考えていると、◎◎子ちゃんが、「そうだワニ鮫を呼ぼう、そして、ワニ鮫さんの数を数えてあげると言って、向こうの島へ渡ろう。」それは良い考えだと言って皆でワニ鮫さんを呼びました。 |
◎◎子ちゃん 「ワニ鮫さん、ワニ鮫さん〜」
ワニ鮫さん 「何だよ〜」
◎◎子ちゃん 「ワニ鮫さんて、格好いいね」
ワニ鮫さん 「そう。何か用」
◎◎子ちゃん 「ところで、ワニ鮫さんて、一族がいっぱい
居るのでしょ ? 何人くらい居るか知ってる?」
ワニ鮫さん 「ウ〜ム、このところ数えた事が無いね」
◎◎子ちゃん 「じゃ。私たちが数えてあげるから、
向こうの島まで並んでくれない?」
ワニ鮫さん 「そうか、それは親切に。」
ーーーしばらくするとワニ鮫さんは一族を集めて
向こうの島まで並び始めました。ーーー
◎◎子ちゃん 「それじゃ、数えるからね一匹、二匹、三匹 〜〜
五十一匹、五十二匹〜〜〜九十九匹、百匹」
(だいたい、此処で子供は眠くなります)
ーーー最後まで渡りきったところでーーーー
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B子ちゃんが 「ワニ鮫さんなんか、数える気は無かったんだよ、島に渡りた かっただけだよ〜。」と言ったからさあ大変
ワニ鮫さん達が怒って、三人とも、ボコボコにされて体中の毛を全部むしられて、傷だらけにされてしまいました。
三人で泣いていると、そこに、悪いC子ちゃんの狐がきて (C子ちゃんには、テレビマンガや芸能人などの悪役を入れます。)
C子ちゃん 「塩水で洗って風に当たってると良いよ〜」と言いました。
三人で体を塩水で洗って風で乾かしましたが。体中に塩水がしみて痛くてたまりません。
エ〜ン、エ〜ンと泣いていると、、大国主の尊が現れました。
大国主の尊 「体を川の水で洗って、ガマの穂綿(ほわた)でくるまって眠 るが良い」
三人は言われるとおり、体を川の水で洗って。柔らかいガマの穂綿でくるまって眠りました。
朝になると、傷はすっかり治り、また三人で仲良く遊びました。
(この話はA子、B子、C子の名前を少し変えると、何回でも子供は飽きないで聞いてくれます。私は毎晩同じ話を少し変えて、千回以上話しました。) |